複雑相互作用を考慮した多ホスト-多パラサイト系の共進化動態による生物多様性・ 遺伝的多様性維持機構の解明

伊東 啓
(長崎大学 熱帯医学研究所 講師)

2016年5月6日金曜日

半年放置したゲームをクリアする

え~、前回のブログのとある閲覧者から、

「なんで他の人たちは助成内定の御礼から入ってるのにお前だけ壁登ってるんだ!」

という苦情をいただきました。
むしろあれだけ研究に触れたことを褒めてほしいくらいです。
最先端の研究にちゃんと触れていたんでは?

今月の話題ですが、モデリングは基本部屋にこもって机に向かっているので、実験や派手さ等がなく話題の提供が苦しいです…

なので今日はゲームソフトをクリアした話と少しの研究の話をします。
Nintendo3dsのソフト「ファイアーエムブレムif」をクリアしました。
ファイアーエムブレム(以下FE)は、ウォー・シミュレーションゲームと呼ばれるジャンルのものです。これは将棋のように碁盤目上のマスに様々な兵種の駒を置き、移動したり戦わせることで目標(制圧や撤退)を達成するゲームです。
ボスが倒せず半年放置していましたが、たまたま見た小学生将棋の決勝の対局で渡辺明竜王が解説していて、そのときの「隙間ができてリスクになるんでこっちの駒から動かすのが正解なんですね~」という言葉がヒントとなり、見事クリアしました。
さすが渡辺竜王です。


こういった将棋のような碁盤目状のマス目(格子)を空間的に再現したシミュレーションモデルに、気体格子モデル(LatticeGasModel)というものがあります。私が以前いたラボでは格子モデルと呼ばれていました。格子空間を再現して、そのマス目(格子点・セル)に駒を入れて様々な相互作用を導入することで、空間の影響を再現し、分析することができます。
例えば、ぐー・ちょき・ぱー3種類の種を一定数格子上にばら撒いて、それぞれが移動したり増えたりしながら隣り合う者同士でじゃんけんする「じゃんけんげーむ」というものがあります。この三種系モデルは非常に単純ですが、当時(1991)の計算機ではかなり負荷が大きく、計算に時間がかかったようです。
今では、二次元格子を何枚も重ねて多層を再現することで、三次元の空間相互作用も再現することができます(熱帯雨林の種多様性に関する論文で多層の格子を使っているhttp://rsos.royalsocietypublishing.org/content/2/10/150330)。


このように、数理モデラーとゲームには密接な関係が有ります。
昔後輩から「先輩、暇なら一緒に遊んでくださいよ」と言われて、ゲームしながら「忙しいのが見て分からんか。ほら、シミュレーション(ゲーム)回してるだろ」という訳分かんない言い訳をしていました。都市開発の研究とかでSimCityって使われたりするんですかね。


俺の町(すぐ渋滞するためネットワーク構造の理解不足か)

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