複雑相互作用を考慮した多ホスト-多パラサイト系の共進化動態による生物多様性・ 遺伝的多様性維持機構の解明

伊東 啓
(長崎大学 熱帯医学研究所 講師)

2016年4月24日日曜日

ボルダリング

初めてボルダリングというものをやってきました。
新田次郎原作の「孤高の人」が好きなので、(原作小説ではクライミングは出てきませんが、漫画版ではクライマーとして出てきます)いつかやってみたいと思っていました。
思ったとおり、なかなかハードな競技です。

人は何故山に登るのか。
先日見た映画「エヴェレスト 神々の山嶺」では、何故山に登るのか?と問われ、主人公の羽生は「そこに山があるからじゃない。ここに俺がいるからだ。ここに俺がいるから山に登るんだ」と返しています。痺れますね。(原作読んでないんですが、映画の内容は期待していたのとは少し違ってました…。ただ阿部寛さんがひたすら山に登ってるだけで良かったんですが。)
こういう他人の理解を望んでいない生き方は結構好きです。

研究の話も無理矢理します。
蝶などの昆虫には「ヒルトッピング」という行動が観察されています。
昆虫が餌の無い頂上付近に集まる行動で、hillのtopに登ることからhilltoppingと呼ばれます。
上昇気流に流されて仕方なく登らされているだけだという仮説があったのですが、頂上付近の性別がオスに偏っているという観測から、「昆虫(特にオス)が意図的に山に登って山頂を占有している」ということが示されました。
頂上付近は面積が狭いため、数の少ない種にとって交尾相手と出会う確率は、ふもとより山頂付近で高くなります。そのため、交尾機会を維持するために、このHilltopping行動が進化したという仮説が提唱されるようになったようです。

人間に山を登る理由は無い(人によっちゃあるのかも知れませんが)のですが、昆虫にはしっかりとした山に登る理由があるかもしれないということです。
今後、個体ベースの空間を導入したモデルで説明がつくのかも知れません。気が向いたらやるかも。




1 件のコメント:

  1. ボルダリングですかっ!ミッションインポッシブルのオープニングを思い出しました。かっこいいですね!(小倉)

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